2016年12月29日木曜日

年内締めくくりの…

いよいよ2016年締めくくりの舞台、第九の演奏会の日を迎えました。
なんと全席完売とのこと!嬉しい限りです。

昨年は1stヴァイオリン、そして初めての第九ということで、出番前に舞台袖でドキドキしている私に、先輩が「貴重な1回目だよ。」とおっしゃったことを思い出します。
今年は2ndヴァイオリンで、昨年とはまた違う方向からこの作品を眺めているような気持ちです。

ベートーヴェンの交響曲第9番は、きっとこの先の音楽人生の中、様々な場所で、様々な方と幾度も演奏をすることになる作品だと思います。
この作品が大作ということだけは重々承知していて、今はまだ高い山の麓に立ったばかりの私ですが、毎年演奏する度に丁寧な心持ちで音楽と向き合い、それが積み重なった時に、何か物凄いものが見えるのかもしれないなと、リハーサルをしていて感じました。

何が見えるのか、そもそも見えるものなのかどうかもわかりませんが、こうして希望をもって長い時をかけてひとつの大作に取り組むことができて楽しいです。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください!

2016年12月23日金曜日

クリスマスシーズン


バレエ「くるみ割り人形」の公演の季節がやってまいりました。
本日から3日間の公演です。

大学1年生の頃、オーケストラにて「くるみ割り人形」の中から数曲を抜粋して演奏したことがあり、いつかバレエと一緒に全曲演奏してみたいなぁと思ったものでした。

毎年共演させていただいているスターダンサーズ・バレエ団には、友人でバレリーナの方がいらっしゃり、いつもリハーサル初日に舞台上からバレエ団の皆様がオーケストラ・ピットへご挨拶してくださるのですが、その際にお互いの姿を探す事が、恒例の楽しみになっております。

オーケストラピットで演奏しているため、舞台をしっかりと拝見することは叶わないのですが、とても美しく楽しげな雰囲気が伝わってきます。

今日は、とてもいいお天気でした。
明日からもまた2日間、沢山のお客様に喜んでいただけますように。

2016年12月16日金曜日

ヘルシンキから河口湖へ

 一昨日、フィンランドより帰国しました。
最終日にマーケットホール近くにて見かけた大きなツリー。
ヴァンター空港もクリスマスの装いに。

帰国後は、2日間のオーケストラリハーサルを終えて、本日より河口湖にて演奏させていただいています。
写真は、オルゴールの森美術館の看板白鳥クリス。
今朝は、お池に遊びに来ていたカモを元気に追いかけていました。


めげずに居続けるカモ達。

ピアニストの方から立派な白菜を頂き、今夜は急遽お鍋に。
甘みがあり、シャキシャキとした食感で、いくらでもいただけそうな勢いでした。
ごちそうさまです。

さて12月からは、サンドアートの演目がピノキオに変わりました。
軽快な曲や迫力のある曲、バラエティに富んだ音楽にもご注目いただけたら…と思います。
私は、18日まで毎日演奏させていただきます。
皆様のご来場を、お待ちしております!

2016年12月12日月曜日

Huomenta!

フィンランド語で「おはようございます。」は、hyvää huomenta.(ヒュヴァー フオメンタ)
hyvääは「良い」、huomentaは「朝」の意で、「Huomenta!」と略してご挨拶しているのをよく耳にします。

ヘルシンキでの3日目の朝を迎えました。
こちらの冬は、太陽が顔を出す時間が短く、日が出るのも、のんびりモードで8時過ぎにようやく明るくなり始めます。

私は、明るくなり始める時間帯の、空に薄いピンク色や黄色が入り混じった色が好きで、マイナス7,8度の気温にも関わらず、歩いていてもついつい立ち止まって見てしまいます。



夕方には暗くなってしまうのですが、そのために窓際にランプが灯してあるお家が多かったり、明るいうちに!と、やる事が捗る気がして良いなぁと思います。

ある日の朝ごはん。

2016年12月10日土曜日

仙台から、フィンランド

先日、9日は仙台国際ホテルにて、百万人のクラシックライブに出演させていただきました。
高校時代から大変お世話になっている、先輩でありピアニストの宮野志織さんとご一緒させていただきました。

プログラムは、以下の通りでした。

タイス 瞑想曲
クライスラー ロンディーノ
ドヴォルザーク 4つのロマンティックな小品
クライスラー 中国の太鼓
ショパン 英雄ポロネーズ
フォーレ 夢のあとに
ラヴェル ツィガーヌ
ピアソラ 鮫

皆さまが集中して耳を傾けてくださり、こちらも曲にグッと入り込んで演奏をすることができたように思います。

仙台へ伺うのは初めてでしたが、先輩とご一緒で道中もとても楽しかったです!
ありがとうございました。

さて、昨日からヘルシンキへ来ております。
飛行機の中からの、到着間際の景色。
いつまでも眺めていられるような、空の色の変化でした。


2016年12月5日月曜日

12月

昨日は、伊勢原市民文化会館にて、コンサートでした。
会場までの道にて、イチョウが黄金色に輝いていました。


ホールの座席で、ハートを発見。

「師走に響く第九の響き」というコンサート名の通り、第九(ベートーヴェンの交響曲第9番)がメインプログラムでしたが、この曲は年末に演奏される機会が多いので、もう師走!と1年の早さを感じます。

月末にも、再び第九の演奏会がございます。
ぜひお運びいただけましたら嬉しいです。
何かと盛り沢山な今月ですが、年末まで一気に駆け抜けたいと思います!




12月29日(木)15:00開演
第九演奏会
会場:昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ
指揮:星出豊
曲目:ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱付」
モーツァルト オペラ《イドメネーオ》のためのバレエ音楽 K367 より第1曲「シャコンヌ」・第2曲「ムッシュ・ル・グランのパ・スール」